Recipe6:ピースフルワンピース-ブロンズ-誰かが使ったプルタブが、私を通して生まれ変わる。

メッキ感覚を使って艶やかなブロンズの輝きを!素材の質を活かしつつ、新しい色を表現!

レシピの作者

渡邉 純子(わたなべ じゅんこ)さん(茨城県):第5回 染めQ Presents 再生デザイン大賞 染めQ賞(一般の部)受賞者

インタビュー

―――まず、染めQ賞を受賞した感想を聞かせてください!

再生デザイン大賞に応募するのは、実は3度目なんです。
例年の受賞作品のクオリティの高さは存知あげておりますので、たくさんある作品の中から私の作品を染めQ賞に選んで頂き、本当に嬉しいですし、名誉なことだと思っております。

―――過去にはどのような作品を応募されたのですか?

全部缶のプルタブの作品です。
今回初めて染めQさんの製品を使用させていただきました。

―――再生デザイン大賞に応募しようと思った理由はなんでしょうか?

自分が作っているもののコンセプトと通じるものがあるな、と思ったので応募させていただきました。

―――今回の受賞でだいぶ自信になったのではないですか?

ありがたいです。私がしている表現は、ジャンルがあるものではありませんし、暗中模索のなかで、暗い道を照らしてくれる一つの光になった感じがします。
私の作品というのは、不用品の再生だけでなく、様々な人の一つ一つのプルタブを紡ぐことにより、人と人とのそれぞれの思いも繋げている作品です。そして、その思いを身にまとう服という形をとっています。
今年は震災もありましたし、制作をしながら、祈りに近いものを感じています。
そういったものが伝わっての受賞でしたらなおさら嬉しいですね。

―――今回作品にメッキ感覚を使われていかがでしたか?

ホームページを拝見したのですが、すごいですよね。どのような素材でも密着して染められるなんて。
私が使っているプルタブは皆さんご存知のようにアルミなんです。今までアクリル絵の具やペンキなどの塗料を使っていたのですが、繋ぐ時にダブルリングなどを通すので塗料が削れてしまったりするんです。
今回メッキ感覚を使わせていただいたら、そのようなことがなく密着したままでした。
色はブロンズを選んだのですが、使ってみたらみるみる通常のプルタブには無い色に変わっていって、とっても面白かったです。
染めQさんって製品のネーミングも楽しいですよね。

―――プルタブはかなり小さいですし、複雑な構造をしていますが、スプレーするときに何か工夫されましたか?

ガムテープの粘着面を表にし、プルタブをその上に並べて貼って、スプレーしました。
並べずに山になったままスプレーすると、色が着いていない部分も出てきますし、それぞれがくっついてしまったりもするので。

―――今回の経験を活かして、次はどのような作品を作りたいですか?

染めQさんに「まるで石」という製品がありますよね。
今度はそれを使ってみるのも面白い表現ができるな、と考えています。
プルタブなのに石のような柄にして、鎧のようなストーン柄のお洋服にしたり。
重そうなのに軽いし、刺されても大丈夫。戦いにも行ける、みたいな(笑)

―――それでは最後に来年再生デザイン大賞に応募しようと思っている方々に一言お願いします!

私自身、三度目の正直で受賞することができました。毎年、どの作品を拝見しても本当にそれぞれの方の心が形になっているので、クオリティも内容も作品に対する思い入れも、本当に甲乙つけがたいです。ですので、落選してもめげないで作り続けてほしいです。
そして、自分の思いが形になったものを世に問うということは必要だと思うので、作品があるのならば、ぜひ応募してみるべきです。
そうすることによって様々な人の目に触れ、作品を通してお互いの世界が広がっていく、それはとても素敵なことではないでしょうか。

今回使ったもの

メッキ感覚

メッキ感覚

  • ブロンズ

染めQショッピングモール

再生デザイン大賞とは

「モノを大切にする心」をテーマに、愛着のあるモノ・今まで捨てられなかったモノをさらに長く使えるモノに生まれ変わらせた作品を募集するコンテストです。

第5回は、2011年9月30日に締め切り、再生デザイン大賞部門に491点、染めQ賞部門に29点の計520作品をご応募をいただきました。デザイン性・独創性はもちろん、そのモノにまつわる思い出などをいかに表現したかも考慮した審査が行われ、受賞作7点が決まりました。

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